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押し合う

おしあう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
1
標準
to jostle
文例 · 用例
六畳ばかりの玄関には十四五人の男や女が押し合うように詰めかけていて、坐り切れない人達は式台の上までこぼれ出していた。
女行者 半七捕物帳 青空文庫
おおぜいの押し合う力の合力の自然変異のために神輿が不規則な運動をなしている状態は、顕微鏡下でたとえばアルコホルに浮かぶアルミニウムの微細な薄片のブラウン運動と非常によく似た状態を示している。
寺田寅彦 物質群として見た動物群 青空文庫
それはとにかく、先を争うて押し合う心理も昇降機の場合にはたいした恐ろしい結果は生じない。
寺田寅彦 蒸発皿 青空文庫
邦人はまた急に信仰心が薄くなり、神社に詣るも家におるも感情に何の異りなく、その上合祀で十社二十社まるで眼白鳥が籠中に押し合うごとく詰め込まれて境内も狭くなり、少し迂闊とすれば柱や燈架に行き中り、犬の屎を踏み腹立つのみ。
南方熊楠 神社合祀に関する意見 青空文庫
こことても相当に混雑しているが、それでも押し合う程のことは無いので、人々はほっとひと息ついて額の汗を拭いている時、突然に女の声がきこえた。
大阪屋花鳥 半七捕物帳 青空文庫
ふたりは眼にしみる汗をふきながら両国橋をいそいで渡ると、回向院の近所には藪入りの小僧らが押し合うように群がっていた。
蝶合戦 半七捕物帳 青空文庫
三人は青い影を縫い、白い花を浴びてゆくと、まだ宵ではあるが遊蕩の客と見物人とが入りみだれて、押し合うような混雑であった。
異人の首 半七捕物帳 青空文庫
せまい廊下には衣裳|葛籠や人形のたぐいが押し合うようにごたごたと積みならべてある。
人形使い 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
例句
押し合う(おしあう) — 幻辞.com