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穫時

穫時
名詞
1
標準
文例 · 用例
若い時分に大酒をのんで無茶な不養生をすれば頭やからだを痛めて年取ってから難儀することは明白でも、そうして自分にまいた種の収穫時に後悔しない人はまれである。
寺田寅彦 災難雑考 青空文庫
秋の収穫時になるとまた雨が来た。
有島武郎 カインの末裔 青空文庫
村人の最も忙しい収穫時である。
牧野信一 西瓜喰ふ人 青空文庫
穫時の忙しさを思いながらも同行を勧めて見た。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
穫時の忙しさを思って、農家であるU―君をば其処から強いて帰らせたが、K―君はいっそ此処まで来た事ゆえ老神まで参りましょうと、終に今夜の泊りの場所まで一緒に行く事になった。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
参右衛門たちには食べる米がないので、自分の家の収穫時まで喰いつなぐ米を、早米の田を持つ家の稲を刈り、そしてそこから借りるのだとの事である。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
ただ私としては収穫時を見終ってしまいたいと思うだけだが、村人の親切さに対してこれ以上、観るという心でいることに耐えられそうにもない。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫
このため収穫時のさ中に意外な閑がどの家にも生じて来たので、農事の他の仕事、街へ出て行ったり、実家へ戻ったり、遠い田舎の親戚間との往復など、どこの炉端もそんな出入が頻繁になって来た。
――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 夜の靴 青空文庫