法螺吹き
ほらふき
名詞
標準
文例 · 用例
僕は、実は法螺吹きなんだ。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
俺を救い出すと、こんどはお主が俺に召しとられるおそれがあると思って、そんな嘘を言っているのだろう」 と、自身法螺吹きだけに、直ぐ邪推した。
— 織田作之助 『猿飛佐助』 青空文庫
或は「懶惰だ」ト云い、或は「鉄面皮だ」ト云い、或は「自惚だ」ト云い、或は「法螺吹きだ」と云う。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
法螺吹きのくせに正直者の貴様には今までそれが見えなかっただけだ、と彼の頭は断定的に答えるのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
で、義雄は渠に對してその法螺吹きの本性を暗に暴露してやる考へで、千代子に答へた、「なアに、さうでもない、さ。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
世の中に何が一番法螺を吹くと云つて、新聞程の法螺吹きはあるまい。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
然し自分がわるくないのにこつちから身を引くのは法螺吹きの新聞屋を益増長させる訳だから、新聞屋を正誤させて、おれが意地にも務めるのが順当だと考へた。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
世の中に何が一番|法螺を吹くと云って、新聞ほどの法螺吹きはあるまい。
— 夏目漱石 『坊っちゃん』 青空文庫