鋳像
ちゅうぞう
名詞
標準
文例 · 用例
…… 鋳像家の技に、仏は銅を煮るであらう。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
すると、アンティフォンは、「それはハーモディヤスとアリストゲイトンの鋳像のが一ばん上等です。
— 鈴木三重吉 『デイモンとピシアス』 青空文庫
そこの本箱の上には一尺ばかりのレーニンの鋳像が立っているのであった。
— 宮本百合子 『鏡餅』 青空文庫
C大学は市中にあったが、構内のところどころに広い芝生や並木道などがあり、牧神の鋳像のついた噴水なども見られた。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
おれはまたその試煉の時の前にはあの人たちを訪ねてぜひそれを――宗教的意味においては単なる物質の破片にすぎぬ鋳像を、おれのために踏んでくれるように頼んでおくこともできるのだ。
— ――一名南蛮鋳物師の死―― 『青銅の基督』 青空文庫
俺は又その試煉の時の前にはあの人達を訪ねて是非それを――宗教的意味に於ては単なる物質の破片にすぎぬ鋳像を、俺の為めに踏んでくれるやうに頼んでおく事も出来るのだ。
— ――一名南蛮鋳物師の死 『青銅の基督』 青空文庫