菓子皿
かしざら
名詞
標準
cake dish
文例 · 用例
とて虚しくなりし菓子皿の上に、白かねの錢、二つ三つ置きて、門を出でぬ。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
一人の慾張りなばあさんが近隣の二三の人から團子の模樣のついた素燒の菓子皿を貰ひ集めた。
— 木下杢太郎 『京阪聞見録』 青空文庫
」 と菓子皿を取出して、盛りたる羊羹に楊枝を添え、「一ツおあがり、いまお茶を入替えよう。
— 泉鏡花 『化銀杏』 青空文庫
加奈子はショールの下に隠していた提げ菓子皿を持上げて、振って円タクのみんなに「いらない」合図をする、四台の車の窓から四つの鋭い眼が引込んで道路は再び無慈悲な爆音に蹴立てられる。
— 岡本かの子 『豆腐買い』 青空文庫
この提げ菓子皿の取手は伊太利フローレンスで買った。
— 岡本かの子 『豆腐買い』 青空文庫
女中を呼んで茶を入れ換えさせ、ここの名物|柿羊羹の菓子皿をチャブ台に載せて、博士は私と差向いになった。
— 岡本綺堂 『怪獣』 青空文庫
そこへ繼母が五つばかり最中の這入つた菓子皿を持つて來て、「もう、これツぽつちだけれど、壺屋のは久し振りでしよう――」「菓子どころではなかつたのです」と、渠はつツかかるやうな口調だが、繼母には多少遠慮したつもりで語つた。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
お君が羊羹を切って菓子皿に盛って来た。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
作例 · 標準
来客用に用意していた有田焼の菓子皿を戸棚から出し、丁寧に拭き上げてから季節の上生菓子を乗せた。
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祖母の遺品を整理していたら、漆塗りの美しい菓子皿が五枚セットで木箱に入っているのを見つけた。
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お茶会で出されたアンティークのガラス製菓子皿がとても可愛らしくて、思わず裏返して銘を確認してしまった。
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普段使いのプラスチックの菓子皿では味気ないので、陶芸教室に通って自分好みの少し歪な形の皿を焼いてみた。
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