浦里
うらざと
名詞
標準
village by the sea
文例 · 用例
それでも、都会離れたこの浦里などでは、暗いさびしい貴船神社の森影で、この何百年前の祖先から土の底まで根をおろした年中行事がひそやかに行なわれていた。
— 寺田寅彦 『沓掛より』 青空文庫
そして熱いのを口で吹いて、嬉しそうな宗吉に、浦里の話をした。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
八畳一杯|赫と陽気で、ちょうどその時分に、中びけの鉄棒が、近くから遠くへ、次第に幽かになって廻ったが、その音の身に染みたは、浦里時代の事であろう。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
まえにも云う通り、おなじ歌いものでも弁慶や熊坂とちがって、権八や浦里ではどうも困る。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
この寺には何でも司馬江漢や小林平八郎の墓の外に名高い浦里時次郎の比翼塚も残つてゐたものである。
— 芥川龍之介 『本所両国』 青空文庫
それから浦里時次郎も、――僕はあらゆる東京人のやうに芝居には悪縁の深いものである。
— 芥川龍之介 『本所両国』 青空文庫
従つて矢張り小学時代から浦里時次郎を尊敬してゐた。
— 芥川龍之介 『本所両国』 青空文庫
(けれども正直に白状すれば、はじめて浦里時次郎を舞台の上に見物した時、僕の恋愛を感じたものは浦里よりも寧ろ禿だつた。
— 芥川龍之介 『本所両国』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
浦里(うらさと)は、愛知県名古屋市緑区の町名。現行行政地名は浦里一丁目から浦里五丁目。住居表示未実施。
出典: 浦里 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0