見立
みたて
名詞
標準
文例 · 用例
しかし「霧不断の香をたく」というのは香煙に見立てた眼の感じで鼻の感じではあるまい。
— 寺田寅彦 『歳時記新註』 青空文庫
突立って見ていると、夫人は中腰に膝を支いて、鉄瓶を掛けながら、「似合ったでしょう、過日谷屋が持って来て、貴下が見立てて下すったのを、直ぐ仕立てさしたのよ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
――御容子のいい、背のすらりとした、見立ての申し分のない、しかし奥様と申すには、どこか媚めかしさが過ぎております。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
樹の根、巌の角、この巌山の切崖に、しかるべき室に見立てられる巌穴がありました。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
」「いえ、その、お古い処を……お馴染|効でございまして、ちょっとお見立てなさいまし。
— 泉鏡花 『菎蒻本』 青空文庫
」 としみじみ、早口の女の声も理に落ちまして、いわゆる誠はその色に顕れたのでありますから、唯今怪しい事などは、身の廻り百由旬の内へ寄せ附けないという、見立てに預りました小宮山も、これを信じない訳には行かなくなったのでありまする。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
津田ドクトルのお見立てでは、Pest の疑いがあり、絶望を宣告されたのですが、非常な誤診でした。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
何か気の利いた花を見立てて買って来てくれないか。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
見立 みたて 見立て - 芸術の技法。 けんだち、げんだち 見立 - 京都府亀岡市の地名。茨木台として知られる。
出典: 見立 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0