快々
快々
名詞
標準
文例 · 用例
だから彼は、陸兵が敵地にまんまと上陸し得たことを痛快々々!
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
「もう快々んですよ。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
「愉快々々、談|愈々佳境に入って来たぞ、それからッ?
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
「愉快々々、談愈々佳境に入って来たぞ、それからッ?
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
明子から磯子へ、磯子から男の社員達に、加奈江の復讐成就が言い伝えられると、社員たちはまだ正月の興奮の残りを沸き立たして、痛快々々と叫びながら整理室の方へ押し寄せて来た。
— 岡本かの子 『越年』 青空文庫
『愉快々々、世界一の王樣だつて、此樣な面白い目は見られるものでない。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
さうすると岸打つ波の音も、濱に寄つた貝の色も、默して居る磯の巖の顏も、死せるが如き藻鹽木の香も、皆盡く歡喜の美酒に醉ひ、吉慶の頌歌を唱へて、愉々快々の空氣に嘯くやうな相を現はすのである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
そうすると岸打つ波の音も、浜に寄った貝の色も、黙している磯の岩の顔も、死んだような藻塩木(藻塩を炊く木)の香も、みな尽く歓喜の美酒に酔い吉慶の頌歌を唱えて、愉々快々の空気に嘯くような相を現わすのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫