気量
きりょう
名詞
標準
文例 · 用例
父の則義氏は漢学の素養もあり文芸の何物かをも知っていられたが、母君は普通の気量な、かなり激しい気質の人であったらしい。
— 長谷川時雨 『樋口一葉』 青空文庫
小さな排気量のバイクで乗りかたを教えようとしたのだが、つづかなかった。
— 片岡義男 『彼のオートバイ、彼女の島』 青空文庫
さきをいく二台の大排気量のエグゾーストがかさなりあい、シャーンというような音になって、うしろへなびいてくる。
— 片岡義男 『彼のオートバイ、彼女の島』 青空文庫
自動車教習所の貸しコースへ出かけていき、ぼくのカワサキでミーヨを大排気量車の免許試験にそなえさせるためだ。
— 片岡義男 『彼のオートバイ、彼女の島』 青空文庫
危険な錯覚なのだが、高速走行中の大排気量オートバイが持つ魔力のひとつであることは、たしかだ。
— 片岡義男 『彼のオートバイ、彼女の島』 青空文庫
此処では毎分間の排水量千百五十五立方|呎、通気量三十万立方呎という有様ですからね」 と来た時には、「成程、大変ですね」 と諦めてしまった。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
Y君がこの仕事を引受けることになって、低温室の天井の冷却管に附着している霜の結晶だの、氷を鋸でひいて作った粉だのを用いて、それを色々に吹きとばせたり落して見たりして、その粉をファラデイ函に受けて電気量を測って見ている。
— 中谷宇吉郎 『低温室だより』 青空文庫
――なければ、孔明のことばは、空論になる」「真に大計がおありならば、もう一応、主君にすすめてみますが」「気量のものを容れる寛度をもって、もし請い問わるるならば、申してもよい。
— 赤壁の巻 『三国志』 青空文庫