さ文字
さもじ
名詞
標準
fish
文例 · 用例
――早くお寝なさいまし」 意外なほどにもなまめいた声で言って、咄嗟に気がついたものか、座敷に点々とおちている血の雫の上へ、パッパッと一杯に粉白粉をふりかけておくと、ぺったり長襦袢のまま直人の枕元へ座って、さもさもじれったそうに、白い二の腕を髪へやった。
— 佐々木味津三 『流行暗殺節』 青空文庫
」 さもじれったそうに眉をしかめた。
— 宮本百合子 『刻々』 青空文庫
ランプの光射す程は、樫、ふさもじ、小さな孟宗竹の葉が一々緑玉に光って、ヒラ/\キラ/\躍って居る。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
」と咽喉の焼けるのを潤すために、飲残りのビールをまた一杯干して、大きく息をしながら顔の上に乱れかかる洗髪をさもじれったそうに後へとさばく様子。
— 永井荷風 『つゆのあとさき』 青空文庫
「エエ、じれったいお地蔵さん」の唄声に合わせて、お美夜ちゃんは両の袂を振りまわし、さもじれったそうな態度よろしく、「石では口がきけないね」で口に両手を重ねて、身もだえしながら狂乱の体……これでおしまいです。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
」 始君は、さもじまんらしくいいました。
— 江戸川乱歩 『少年探偵団』 青空文庫
」 明智探偵はさもじまんらしく、秘蔵弟子の小林少年をながめて、にこやかに笑うのでした。
— 江戸川乱歩 『少年探偵団』 青空文庫
ルミちゃんという女の子はまだ発見されていないのだから、その子をだいじにかくしておいて、すこし日がたってから、さもじぶんがみつけたような顔をして、甲野さんのところへつれていくというてもある。
— 江戸川乱歩 『魔法人形』 青空文庫
作例 · 標準
正午までに頂上に到着しなければならない、然もなくば天候が悪化するだろう。
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彼女はすぐにその申し出を受け入れた、然もなくばそれは撤回されるかもしれない。
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「指示に正確に従ってください、然もなくば大惨事につながる可能性があります。」
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