嘸
さぞ
副詞頻度ランク #20039 · 青空 394 例
標準
surely
文例 · 用例
此れでもし世界中の他の國が昔の儘に「足踏」をして、日本の追付くのを待つて居てくれたら嘸いいだらう。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
その時までは、殆ど自分で何をするかに心着いて居ないよう、無意識の間にして居たらしいが、フト目を留めて、俯向いて、じっと見て、又|梢を仰いで、「与吉さんのいうようじゃあ、まあ、嘸この葉も痛むこッたろうねえ。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
「一日中人中で式や挨拶やで嘸窮屈疲れがしたでしょう。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
そなたと永劫離れぬ双生像に鋳られるなら、娘も嘸かし本望でござろう。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
爾時幼君おほせには、「汝が獻立せし料理なれば、嘸甘からむ、予も此處にて試むべし」とて御箸を取らせ給へば、恐る/\「御料理下さる段、冥加身に餘り候へども、此中にて給はる儀は、平に御免下されたし」と侘しげに申上ぐれば、幼君、「何も慰なり、辭退せず、其中にて相伴せよ」と斷つての仰。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
其時までは、殆ど自分で何をするかに心着いて居ないやう、無意識の間にして居たらしいが、フト目を留めて、俯向いて、じつと見て、又梢を仰いで、「與吉さんのいふやうぢやあ、まあ、嘸此の葉も痛むこツたらうねえ。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
坊主は、――坊主は――ああ、我ながら、いやな坊主を口で吐いて、広間じゅう撒散したようで、聞く耳、交す口に、この息も嘸ぞ臭かったに相違ない、とほッとした、我がその息さえ腥い。
— 泉鏡花 『露萩』 青空文庫
――嘸うちたての蕎麥を罵つて、梨に醉つてる事だらう。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
作例 · 標準
長い旅で嘸お疲れでしょう。どうぞお座りください。
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初めての海外生活は、嘸大変なことも多いだろう。
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たくさんの苦労を乗り越えてきたのだから、彼女の喜びは嘸かし大きいだろう。
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