どこから見ても
どこからみても
表現
標準
to all appearances
文例 · 用例
しかしてどこから見ても、神河内を統御する大帝は穂高岳で、海抜五千七百尺の神河内から聳ゆること更に五千尺に近く、梓の濶流も、支線の小峡流も、その間の幾十反の点々たる平地も、何もかも一切包まれた谷は、神つ代の穂高見の命の知ろし召す世界である。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
風采の上がらぬ人といってもいろいろあるけれど、本当にどこから見ても風采が上がらぬ人ってそうたんとあるものではない、それをその人ばかりは、誰が見たって、この私の欲眼で見たって、――いや、止そう。
— 織田作之助 『天衣無縫』 青空文庫
あのときは、学生さんはみんなに笑われましたが、今、こうして見ますと、この長い、黄色いお花は、ほんとうに、どこから見てもリーネさんにそっくりです。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『イーダちゃんのお花』 青空文庫
どこから見ても不利な自然的条件に支配されてゐるその奥州は、さて、六百三十万の人口を養ふに、今日いかなる産業に拠つてゐるであらうか。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
日に焼けた頑健な肉附と、どこから見ても達人らしい風格を備えたシャンとした姿勢であった。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
彼は情のある熱血漢、血気盛んといった具合で、どこから見ても僕と正反対だったが、どこか相通じるところがあった。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
なおさら痛ましいのは――ご婦人がどこから見ても男子一身の愛を捧げるに足る貞淑な人物であることであります。
— THE ADVENTURE OF THE SUSSEX VAMPIRE 『サセックスの吸血鬼』 青空文庫
その評価を追い風に、英国の小規模大学の一つに数学教授の席を得て、どこから見ても順風満帆。
— THE FINAL PROBLEM 『最後の事件』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はどこから見ても完璧な女性に見える。
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このケーキはどこから見ても芸術作品だ。
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どこから見ても彼はその件に関して全く関心がなさそうだ。
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