絶えることなく
たえることなく
副詞
標準
unceasing
文例 · 用例
坑外では、製煉所の銅の煙が、一分間も絶えることなく、昼夜ぶっつゞけに谷間の空気を有毒瓦斯でかきまぜていた。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
その物語りは、あまりにながく絶えることなく彼等の間につゞけられてゐるやうであった。
— 素木しづ 『晩餐』 青空文庫
ただただ誠を守る工夫を、朝から夕まで、夕より朝まで、休むことなく途絶えることなく、何事においても「こう有るべき」というところを間違えずに、柔らかみ(仁和)あり、正しさ(義)ある心を常に保てば、自然と少しの不平不満も起らない、正にこれ君子なのである。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
活栓を動かすには電気モーターを使えばよいから、地磁気が存在する限り、電気の供給は絶えることなく、従って人工心臓を持つ人間は、地球のある限り長生が出来るであろう……などという空想にさえ走ったものです。
— 小酒井不木 『人工心臓』 青空文庫
命日には同じ思いの人々が集って涙をしぼる物語に心を休めているにしろ、その嘆きの底に「あれは一体、誰ゆえに」という疑いが絶えることなく閃いているというのは、理性の方法をもって愛のためにたたかった子さんににじりよって、その手をとらせたい心にさせる。
— ――※子さんへの返事として―― 『その願いを現実に』 青空文庫
その後部落は一盛一衰、幾多変遷はあったものの、今に及んで絶えることなく、不思議な国家として存在した。
— 国枝史郎 『加利福尼亜の宝島』 青空文庫
だが実際は、語は語として、絶えることなく、地表に現れ続けてゐたのである。
— 折口信夫 『「さうや さかいに」』 青空文庫
四方の往還は物資を運ぶ人馬の往来絶えることなく、商人は雲集して、小屋がけし、市をたて、海運も亦日に/\何百何千艘、物資の豊富なこと、諸国の名物はみんな集る、見世物がかゝる、遊女屋が八方に立ち、絹布を売る店、舶来の品々を売る店、戦争に無縁の品が羽が生えて売れて行く。
— 坂口安吾 『黒田如水』 青空文庫
作例 · 標準
港には、世界中から貨物船が絶えることなく入港してくる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
山頂からは、清らかな水が絶えることなく湧き出している。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
劇場の前には、チケットを求めるファンの列が絶えることなく続いた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview