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名詞
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標準
文例 · 用例
例へば、余り善良なものは却つて悪人であるかの如く怯えるものだといふシヱクスピヤの言事は高橋に当|るだらう。
中原中也 高橋新吉論 青空文庫
勿論かういふことは、一々の短歌作品、一々の俳句作品に就いてそつくりそのまま当まることではないけれども、夫々の様式を規範的に観た場合そのやうに言ふことは先づ間違ひない。
中原中也 新短歌に就いて 青空文庫
白糸はまずこれを収めて、「内君、いろいろなことを言ってきのどくだけれど、私の出たあとで声を立てるといけないから、少しの間だ、猿轡をめてておくれ」 渠は内儀を縛めんとて、その細帯を解かんとせり。
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
「あれだからな、仕方をしたり、目くばせしたり、ひたすら、自重謹厳を強要するものだから、止むことを得ず、口をした。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
渠は高野山に籍を置くものだといつた、年配四十五六、柔和な、何等の奇も見えぬ、可懐い、おとなしやかな風采で、羅紗の角袖の外套を着て、白のふらんねるの襟巻を占め、土耳古形の帽を冠り、毛糸の手袋をめ、白足袋に、日和下駄で、一見、僧侶よりは世の中の宗匠といふものに、其よりも寧ろ俗歟。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
自分達が立つた側は、却つて此方の山の裾が水に迫つて、丁度切穴の形になつて、其処へ此の石をめたやうな誂。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
諸天のA ――だから仏様が、ちゃんとまった役をふって下さる。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
手錠をめられ、腰縄がつけられた。
平出修 逆徒 青空文庫