むっ
むっ
感動詞
標準
文例 · 用例
僅か二|分やそこらの金でそういつまで楽しむって訳にゃ行かねえぜ」 いつの間にか蛞蝓の仲間は、私の側へ来て蔭のように立っていて、こう私の耳へ囁いた。
— 葉山嘉樹 『淫賣婦』 青空文庫
安岡は自分の頭が変になっていることを感じて、眼をつむって、息を大きくして、頭の中で数を数え始めた。
— 葉山嘉樹 『死屍を食う男』 青空文庫
A工場のあるN市は、日本全国を襲った暴風雨の襲撃をこうむった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
実は、ありもしない幻の階段のために、実在してる人間が、永劫に苦しむってことはいいことなの。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
しかしながら私は今日これで御免をこうむって山を降ろうと思います。
— 内村鑑三 『後世への最大遺物』 青空文庫
四 或る雑誌の座談会の速記録を読んでいたら、志賀直哉というのが、妙に私の悪口を言っていたので、さすがにむっとなり、この雑誌の先月号の小論に、附記みたいにして、こちらも大いに口汚なく言い返してやったが、あれだけではまだ自分も言い足りないような気がしていた。
— 太宰治 『如是我聞』 青空文庫
父はたいていむっつりしている。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
結局、僕は、不機嫌みたいに、むっつりしてしまうのだが、そうするとまた、マア坊のほうでも気づまりになるのであろう、僕の摩擦の時だけは、ちっとも笑わず、そうして無口だ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫