男芸者
おとこげいしゃ
名詞
標準
male entertainer
文例 · 用例
これこそ男芸者の勤めと共に誇りでもあるのだ。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
これ位の情操と誇りを持たずして、どうして人に爪弾きされる男芸者という職におのれの良心に許されて身が勤まろうか。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
吉原洲崎を除いた都下花柳街の男芸者は大概鯉丈の一門なのを誇りとし、滝廼家を名乗っていた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
客というのはもう遊びも仕飽きた旦那で、連れて行く取巻も老妓を混ぜた男芸者四五人。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
材能伎芸を以て奉承するは男芸者の職分である。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
吉原の男芸者、荻江里八の弟子で、気が向くと茶を飲みに行くくらいのもの。
— 山王祭の大象 『平賀源内捕物帳』 青空文庫
次に呼出されたのは幇間の理八、五十がらみのよく肥った男で、小唄を上手に歌うのと、軽口がうまいので人気のある男芸者です。
— 金の鯉 『銭形平次捕物控』 青空文庫
「御免よ、――内々で番頭に逢いてえが」「その事でございます、親分さん」 顔見知りの久蔵、――死んだ隠居の配偶の妹の亭主、男芸者などをしていた、評判の宜しくない五十男が、眼顔で八五郎を人気のない奥の一間へ導き入れるのでした。
— 黒い巾着 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
例句