取るものもとりあえず
とるものもとりあえず
表現副詞
標準
without a moment's delay
文例 · 用例
取るものもとりあえず、まっすぐこちらへ。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
このとおり、お内儀がふとんの中に寝たまま、ぐさりとやられていなすったので、何はともかくと、取るものもとりあえずご番所へ変事を訴えにおいでなすったとこういうわけなんですがね。
— 袈裟切り太夫 『右門捕物帖』 青空文庫
」と、いって、三|万の兵士は、取るものもとりあえず、軍の仕度をして、御殿のまわりに集まりました。
— 小川未明 『春の日』 青空文庫
鐘の音をきくと、兵士たちは、取るものもとりあえず、軍の装束に身を堅めて、前と同じように、御殿のまわりに集まってまいりました。
— 小川未明 『春の日』 青空文庫
この椿事は、まもなく私の下宿にもきこえたので、私はとるものもとりあえず、研究所に駆けつけたが、もちろんなんの手のくだしようもなかった。
— 海野十三 『ある宇宙塵の秘密』 青空文庫
とるものもとりあえず新京を脱出した八月九日という日は、十五日より六日も前で、関東軍、役人たちの遁走前奏夜曲であったということを著者は、なにかの思いでこんにち、かえりみるときもあるだろう。
— 宮本百合子 『ことの真実』 青空文庫
彼は、とるものもとりあえず、重大な報告をするため、黄島長官のもとにかけつけたのだった。
— 海野十三 『爆薬の花籠』 青空文庫
日野は新聞をよむと、とるものもとりあえずのていで八千代サンが手当てをうけたという病院へ行ってみました。
— 坂口安吾 『裏切り』 青空文庫
作例 · 標準
「火事だ!」という声を聞き、彼は取るものもとりあえず現場へと駆けつけた。
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「急用ができた」と言い残し、彼女は取るものもとりあえず家を飛び出していった。
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「先生が倒れた」という報せに、私は取るものもとりあえず病院へ向かった。
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