幻辞.com

急電

きゅうでん
名詞
1
標準
文例 · 用例
「――午後から神戸へ阪急電車で私はチタ子を連れて行きました。
吉行エイスケ 大阪万華鏡 青空文庫
実は奈良へ来る積りじゃなかったんです、京都へ行く積りで京阪電車に乗った筈が、うっかり関急電車に乗ってしまったので、着いてみると奈良だったという訳です」節子「まあ……私はまた迷子にばっかしなってるんですの、奈良は初めてですから」地図を見る。
織田作之助 四つの都 青空文庫
それでうろたえた人々は直ぐに至急電報で打電し返した。
渡辺温 勝敗 青空文庫
その日の二時過ぐる頃、美奈子の打つた急電に依つて、予て美奈子の傷を治療したことのある外科の泰斗近藤博士が、馳け付けた。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
乃木は更に福岡の大隊を指揮する為に、熊本を去ったが、熊本から、直ちに入城すべしと云う急電を受けるや、すぐ引返した。
菊池寛 田原坂合戦 青空文庫
で、早速停車場から鉄道管理局あてに次のやうな至急電報を打つた。
大正八(一九一九)年 茶話 青空文庫
越えて昨年に入り、早春二月の初めより、羽檄四方に飛び、急電到る事|頻々、遂に仁川旅順の勝報伝はるに及んで、天下惨として感激の声に充ち、日露国際の関係は断絶せられたり。
石川啄木 閑天地 青空文庫
その日の二時過ぐる頃、美奈子の打った急電に依って、予て美奈子の傷を治療したことのある外科の泰斗近藤博士が、馳け付けた。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫