赤らむ
あからむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞
標準
to become red
文例 · 用例
いまはもう、胸がどきどきして顔が赤らむどころか、あんまり苦しくて顔が蒼くなり額に油汗のにじみ出るような気持で、花江さんの取り澄まして差出す証紙を貼った汚い十円紙幣を一枚二枚と数えながら、矢庭に全部ひき裂いてしまいたい発作に襲われた事が何度あったか知れません。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
お雪は少年が優しく懸けた、肩の手を静かに払って、颯と赤らむ顔とともに、声の下で、「はい、私はあのお邸へ上ります訳には参りませんのでございます。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
目の※も赤らむまで、ほかほかとしたと云う。
— 泉鏡花 『朱日記』 青空文庫
蔓の黄葉を眞探りて、おどろがさ枝に藷蕷を堀り、霜に赤らむ梢の柿、澁きを、榾の火に燒きて。
— 長塚節 『長塚節歌集 中』 青空文庫
駿介自身、そんなことはなかつたとはいへないある時々の自分の言葉なり、擧動なりを、ただひとりゐて顏の赤らむ恥づかしさで憶ひ出す。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
その「ぱッと顔の赤らむ直截な感情である」羞恥とはなんであろうか、ということをこの作者は生々しい感情から扱いえなくて中村光夫さんはこういうふうに論じている、誰それは、というふうに、と羞恥論をやっています。
— ――新日本文学会における一般報告―― 『一九四六年の文壇』 青空文庫
『いいや、それは……』 鷺太郎は、(畜生――) と思いながらも、ぽーっと耳朶の赤らむのを感じて、『いや、それにしても……成るほど、あそこに寝るまで手に何も持っていなかったですね……匕首が落ちていたんじゃないかな』『冗談でしょう。
— 蘭郁二郎 『鱗粉』 青空文庫
vaio は栗鼠族の動物の名、紋章の語にてはその皮模樣を紋所に現はすをいふ、ピーリ家の家紋はヴァイオの一縱線(即ち柱)を赤地にあらはしゝものなれはかく言へり〔サッケッティ、ジュオキ〕等フィレンツェの舊家名族を擧ぐ〔赤らむ家族〕「キアラモンテージ」家。
— LA DIVINA COMMEDIA 『神曲』 青空文庫
作例 · 標準
学習を通じて知識の幅が広がる。
研究論文は学問の進展を示す。
教育的な価値観が人生を左右する。
学問的な探求は終わることのない旅だ。