稾
稾
名詞
標準
文例 · 用例
そは「チベリナ」學士會院(アカデミア、チベリナ)の演壇の、我が上りて詩稾を讀み、又即興詩を吟ずることを許しゝがためなり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
ある日我詩稾を閲し、評して水彩畫となし、ボルゲエゼ家の人々に謂ふやう。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
われはこれに退き入り、手に詩稾を把りて、爪甲の掌を穿たんばかりに握りたり。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
文房具を前に置かれた時、箕浦は、「甚だ見苦しゅうはございまするが」と挨拶して、腹稾の七絶を書いた。
— 森鴎外 『堺事件』 青空文庫
従って、その遺稿集は、『斗南存稾』と題されている。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
この『斗南存稾』を前にしながら、三造は、これを図書館へ持って行ったものか、どうかと頻りに躊躇している。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
彼は、軽い罪ほろぼしの気持で『斗南存稾』を大学と高等学校の図書館に納めることにした。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
渭南文集五十巻、剣南詩稾八十五巻、詩一万余首。
— 河上肇 『閉戸閑詠』 青空文庫