涌泉
ゆうせん
名詞
標準
文例 · 用例
笑顔は芝の涌泉堂という本屋の主人で、傍らに著作の筆を執っていたが、何か一つ当り物をこしらえようと考えた末に、かの鬼武の「自来也物語」から思いついて、蝦蟇の妖術、大蛇の怪異という角書をつけて「児雷也豪傑|譚」という草双紙を芝神明前の和泉屋から出すと、これが果して大当りに当った。
— 岡本綺堂 『自来也の話』 青空文庫
その沸、魚目(一一)のごとく、すこし声あるを一沸となし、縁辺の涌泉蓮珠(一二)のごとくなるを二沸となし、騰波鼓浪(一三)を三沸となしている。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
一二 縁辺の涌泉蓮珠――湯のにえあがるのを泉にたとえ、湯玉の多いのを連珠にたとえる。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫