運命の悪戯
うんめいのいたずら
表現名詞
標準
quirk of fate
文例 · 用例
これはなんという不幸な運命の悪戯であろう。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
一体こんな残酷な運命の悪戯を、果してわれわれはそのまま許容してしまっても差閊えないものであろうかと、私は嘆き、悲しみ、憤りました。
— 渡辺温 『恋』 青空文庫
運命の悪戯とでも云う奴なんです」 云いかけて、技師は、傍らに立っていたお品のほうへ向き直った。
— 大阪圭吉 『坑鬼』 青空文庫
貴君を愛し、また貴君から愛されていた無垢な少女は、残酷な運命の悪戯から、凡ての女性らしさを、自分から捨ててしまうのです。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
しかも食ったあとですぐ霧がはれて近くに猟師小屋が見つかるという運命の悪戯なのだ。
— 平林初之輔 『角田喜久雄「肉」』 青空文庫
貴君を愛し、また貴君から愛されてゐた無垢な少女は、残酷な運命の悪戯から、凡ての女性らしさを、自分から捨ててしまふのです。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
まさかそうではあるまい、そんな運命の悪戯が不意に行なわれてよいものか、宮はお隠しになったはずであると小侍従は努めて思おうとしている。
— 若菜(下) 『源氏物語』 青空文庫
しかし最後に来て、運命の悪戯というか、天罰というか、丘田医師が魔薬を失い、遂に彼自身は金と同じように気が変になり、女たちも薬を断たれて、一勢に中毒者としてその筋に発見されるに至ったのだった。
— 海野十三 『ゴールデン・バット事件』 青空文庫
作例 · 標準
例句