舎医
しゃい
名詞
標準
文例 · 用例
小ざっぱりとした検察官のマーティン、灰色髭の老田舎医師、私自身、のろまなような田舎巡査とが、変な恰好のつかない一坐をつくった。
— コナン・ドイル 『暗号舞踏人の謎』 青空文庫
また田舎医師の言葉では、妻の方は顔には血がまみれていたが、しかし手には何にもついてはいなかったと云うことであった。
— コナン・ドイル 『暗号舞踏人の謎』 青空文庫
」 田舎医者は云った。
— コナン・ドイル 『暗号舞踏人の謎』 青空文庫
田舎医者は、患者のところに出かけたので、もう私と検察官と三人だけになってしまった。
— コナン・ドイル 『暗号舞踏人の謎』 青空文庫
縁づいていた田舎医師の家で不都合なことがあって、子供のあるなかを暇を出されてから、東京へ来て長い間まごついていたことを、お庄も中江などから聞いて知っていた。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
――その昔、周防の片田舎で医業を営み、一向に門前の繁昌しなかった田舎医者は、維新の風雲に乗じて、めきめきと頭角を現わし、このとき事実上の軍権をにぎっている兵部大輔だった。
— 佐々木味津三 『流行暗殺節』 青空文庫
祠守りは田舎医者の細君だった。
— 佐左木俊郎 『或る部落の五つの話』 青空文庫
けふの道連れは田舎の老人、彼は田舎医者の集金人だつた、当節は懸取にいつても、なか/\薬代をくれないといふ、折角、頼まれて来たのに、煙草代ほどもないので、先生に申訳ないといふ、いづこもおなじ、不景気々々々。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫