関船
せきぶね
名詞
標準
type of fast military boat used from the Warring states period until the Edo period
文例 · 用例
この外に、昔は海戦に用い、その後は藩主や家老などの重臣の乗用になっている関船というがあった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
この関船は、中に小さな座敷めいたものが出来ていて、その両側に勾欄があり、欄の外側には多くの船頭が立って多くの櫓を操る、その状蜈蚣の如くである。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
関船もそうだが、荷船に至っては一層、風の悪い時は航海を休む。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
この船は何時もの荷船ではなくて、関船といって、常には君公か、家老の乗るのであるが、折節船の都合でそれへ乗せられた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
関船にはちょっとした座敷造りの狭い間が二つもあって、上の間は戸塚一人で占領し、次の間に私どもの小姓四人が居た。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
そこで我々どもも世子に従って京都を出発し、伏見からは、小船で大阪へ着き、それから、藩の方から廻してある関船やその他の船に乗った。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
尤も君側の者は、前にいった当番をせねばならぬのだから、常に世子の関船に離れないようにしていて、この船も御召し替えという同じ型の関船であった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
もうこの頃は大砲の術も漸々発達しているので今までの兵船たる関船では間に合わない。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代の海戦において、俊敏な動きを見せる関船は主戦力として重要な役割を果たした。
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「この関船のレプリカは、当時の設計図を元に精巧に再現されたものです」と解説員が説明した。
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江戸時代に入ると、関船は参勤交代などで使われる豪華な御座船へと進化していった。
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