人心収攬
じんしんしゅうらん
名詞
標準
winning the hearts of the people
文例 · 用例
そして、ドイツの迷っている人達を愛国心だの復讐心などに統一して、そして、ヤング案に反対する、農村では地主が納税に反対するというような、きわめてうまい人心収攬のきっかけ、目先の利益にくらまされる人々の気分をヒットラーが掴んでナチスはああいうように擡頭しました。
— ――一九四八年十二月二十五日、新日本文学会主催「文芸講演会」における講演―― 『平和運動と文学者』 青空文庫
ところで、かういふ俳優は、多く、「立役」中の花形に多く、一座を統率する才幹もあり、人心収攬の術も心得、芸の上でも光つた一面をもつてゐるのである。
— 岸田國士 『煽動性万能』 青空文庫
人心収攬のうまかった頼朝はさかんに仏寺の再興や修復を営んだので、彫刻が急に活発に動き出した。
— 高村光太郎 『本邦肖像彫刻技法の推移』 青空文庫
ところで、その徳というものが問題になるのだ、聖人君子の徳というものは、施して求むるところなきもので、その徳天地に等しという広大無辺なものになるものだが、英雄豪傑の徳というものは、一種の人心収攬術に過ぎんのだからな。
— 禹門三級の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
当節向きに自由でも平和でも、なんでもいいがだ、学校経営は、教育そのものを含めて、やはり一種の人心収攬に最後の鍵がある。
— 四幕と声のみの一場よりなる喜劇 『速水女塾』 青空文庫
家康は流石に徳川三百年の社稷を築いた傑物だけに、人心収攬の妙を体得した人物であった。
— 相馬愛蔵 『私の小売商道』 青空文庫
ゆらい沿道の行粧に、威儀や綺羅をたっとぶ風は、古い王朝ほどうすく、時代がさがり、乱に乱をかさね、世間の瞼が、権力のまばゆさを覚えてくるほど、それはものものしい故実を積んで人心収攬の演出を、諸民のなかに凝らしてみせた。
— 建武らくがき帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は巧みな演説で、聴衆の人心収攬に成功した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
災害支援活動を通して、その政治家は人心収攬に努めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
企業が成長するためには、顧客だけでなく従業員の人心収攬も重要だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash