葷菜
くんさい
名詞
標準
pungent vegetable (e.g. onion, garlic, leek)
文例 · 用例
それほどまでにこの葷菜と魚の白子とは、汁にしてよく性が合ひ、味が合ふのだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
その舌触りの滑かさにおいて、味の甘さにおいて、またこの葷菜のみが持つ腋香のやうな体臭においてさへも、春先のものは、他の季節のそれに比べると、まるで別物のやうな風味の濃かさを感じさせてくれる。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
ただ不思議でならないのは、私がこの葷菜を初めて口にしたころは、その臭みが鼻について仕方がなかつたものだが、とかくして食べ馴れてゐるうちに、いつのまにかその臭みが苦にならないのみか、どうかするとなつかしまれ出してさへも来たといふことだ。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
この葷酒とは酒と葷菜とを指したものである。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
右の葷菜とは元来五葷といい、また五辛と呼んで口に辛く鼻に臭ある物五つを集めた名で、それは神を昏まし性欲を押さえるために用いたものといわれる。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
涼んでくんさい、冷たい水が汲んであるが一杯飲まつしやい。
— 加能作次郎 『厄年』 青空文庫
一杯|飲つてくんさいませ。
— 加能作次郎 『厄年』 青空文庫
「あい、妾も早う死にたい、こんなに世話して貰うて治られんのなら、一日も早く楽になりたい、先に行つて居るさかい、お前様達は後から来てくんさいませ。
— 加能作次郎 『厄年』 青空文庫
作例 · 標準
精進料理では、ニンニクやニラなどの強い匂いのする葷菜は一切使わない。
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修行中の身である彼は、精神を乱さないよう葷菜を食べるのを控えている。
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「葷菜は活力を与えるが、瞑想には向かない」と師匠は教えた。
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