組織内
そしきない
名詞
標準
文例 · 用例
それが、空の光の照明度がある限界値に達すると、多分細胞組織内の水圧の高くなるためであろう、螺旋状の縮みが伸びて、するすると一度にほごれ拡がるものと見える。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
それが、空の光の照明度がある限界値に達すると、たぶん細胞組織内の水圧の高くなるためであろう。
— 寺田寅彦 『からすうりの花と蛾』 青空文庫
人見知りがちの敬虔なクリスチャンで、組織内の世渡りは考えただけでも憂鬱になるピットマンにとって、フリーの技術者は理想的な生き方だった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
農民が所屬してゐるそれぞれの層の組織内での重さ輕さが問題であると思つた。
— 島木健作 『一過程』 青空文庫
つまり富農的小作人とでも名づけていい要素が、ある時期、特に初期の時期に組織内に壓倒的な力を持つのは必然なのだが、その時期が今終らうとしてゐる。
— 島木健作 『一過程』 青空文庫
數の上での大小はともかく、組織内での實權を彼らは持たなかつた。
— 島木健作 『一過程』 青空文庫
女は、ある場合それに対して本能的に反撥を感じながら、組織内の規律という言葉で表現されたそういう男の強制を、自主的に判断する能力を十分持たず、男に服従するのではなく、その運動に献身するのだという憐れに健気な決心で、この歴史的な波濤に身を委せた。
— 宮本百合子 『若き世代への恋愛論』 青空文庫
この青紅幇の組織内容はまことに整然たるものであって、団結力の強いことは驚く計り、僚友を救うこと、監督者の命を遵奉すること、一致動作すること等も目覚ましい位に厳しく行われている。
— 国枝史郎 『さまよう町のさまよう家のさまよう人々』 青空文庫