風熱
ふうねつ
名詞
標準
文例 · 用例
全體人の頭は腦髓と云ふ極大切なるものゝ有る所なる故に、頭骨有りて其腦髓を圍み守護するなれども、猶其上風熱を防ぐ爲に自然備たる毛髮なれば、剃落す道理なし。
— 福澤諭吉 『養生の心得』 青空文庫
欧風熱は沸騰して、十二年の九月には、外国役者の一座、英、米、仏人混合の一座をかけたりしたが、言葉がわからないので一般には不向きで不入りだったという、種々の経緯はあったが、新富座は劇道人の向上にはたいした役割をもった。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
かうした部類の立てられたのは、当時の採風熱からである。
— 折口信夫 『万葉集のなり立ち』 青空文庫
ときに明月高く懸かり、清風熱を洗いきたる(当夕満月)。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
刀よ、物の具よ、櫓よ櫂よ、と騒ぎ合ううちに、火雨のごとき投げ炬火が、一船を焼きまた一船に燃えうつり、またたく間に、水上の船影幾百、大小を問わず、焔々と燃え狂わざるなき狂風熱水と化してしまった。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
「ままある急な御風熱と拝されます。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫