陳弁
ちんべん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
defense (of oneself)
文例 · 用例
かかる場合には裁判官は聊か態度を慇懃にし審理を鄭重にし成るべく被告の陳弁を静に聴いて居る。
— 平出修 『公判』 青空文庫
私は冷汗流して、いかに陳弁しても、佳人は不機嫌な顔をしている。
— 太宰治 『作家の像』 青空文庫
政宗が陳弁は此等諸方面との取合いの起った事情を明白に述べて、武門の意気地、弓箭の手前、已むに已まれず干戈を執ったことを云立てて屈しなかった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
『朝日新聞』の「我等の運動」において、同志藤森は、作家同盟指導部というものの陳弁役を行っているように見える。
— ――決議によせて―― 『前進のために』 青空文庫
丸公値上げについては、都留副長官が、女性改造という婦人雑誌の対談会で、民報の森沢氏からつっこまれて大汗に陳弁している。
— 宮本百合子 『ほうき一本』 青空文庫
わたくしは個人的陳弁のためにこれを書いているのではなく、事実の尊重と党内デモクラシーのため作家の泣きねいりの習慣の克服のために書きます。
— 宮本百合子 『文学について』 青空文庫
尤も考えてみれば刑務所への手紙は幾重もの検閲を経るのであるから、はっきりしたことの書けるわけはなかったのに、思慮が足りなくて陳弁された。
— 宮本百合子 『「どう考えるか」に就て』 青空文庫
其由緒を陳弁する方面から「ほざく」を悪い意味に使ふ様になつたと見られる。
— 折口信夫 『「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自分の行動を陳弁するため、必死に言葉を尽くした。
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疑いをかけられた彼女は、涙ながらに無実を陳弁した。
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裁判で被告は、自身の正当性を陳弁する機会を与えられた。
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