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藍隈

あいぐま
名詞
1
標準
indigo blue make-up used in kabuki
文例 · 用例
顏は絶望と忿怒に藍隈を刷いたやう、毒蛇のやうにキラキラと光る眼、膏汗の浮いたこめかみには蚯蚓のやうな血管が腫れて、風のやうな呼吸、キリキリと噛む齒、此上もなく念入りに縛られ乍らも、ともすれば平次へ飛びかゝらうとするのです。
閉された庭 錢形平次捕物控 青空文庫
「それつきりの話なら、御用にも十手にも及ぶまいよ、從妹の顏が藍隈の鬼女に見えたのも、大方身持のせゐだらう。
花嫁の幻想 錢形平次捕物控 青空文庫
曾て上野から下谷へかけて、一代の嬌名を馳せた美女が、さながら藍隈を取つた鬼女の姿に變貌して居るのです。
三つの菓子 錢形平次捕物控 青空文庫
作例 · 標準
歌舞伎の舞台で、怨霊や化け物の役を演じる役者が藍隈を施すと、客席に冷ややかな緊張感が走る。
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「この役の藍隈は、隈取りの中でも特に不気味さが際立っていますね」
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正義や勇気を象徴する紅隈とは対照的に、藍隈は冷酷な悪人やこの世ならぬ怨霊の役柄に用いられる。
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平知盛の亡霊が登場する場面では、その凄絶な美しさを引き立てる藍隈が観客の目を釘付けにする。
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