高野聖
こうやひじり
名詞
標準
Mount Kōya missionary (usu. low-ranking monk)
文例 · 用例
」 高野聖はこのことについて、あえて別に註して教を与えはしなかったが、翌朝|袂を分って、雪中山越にかかるのを、名残惜しく見送ると、ちらちらと雪の降るなかを次第に高く坂道を上る聖の姿、あたかも雲に駕して行くように見えたのである。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
」 高野聖は此のことについて、敢て別に註して教を与へはしなかつたが、翌朝袂を分つて、雪中山越にかゝるのを、名残惜しく見送ると、ちら/\と雪の降るなかを次第に高く坂道を上る聖の姿、恰も雲に駕して行くやうに見えたのである。
— 泉鏡太郎 『高野聖』 青空文庫
泉鏡花子の『高野聖』は、その中の幻異志にある『板橋三娘子』から出発したものである。
— 田中貢太郎 『怪譚小説の話』 青空文庫
この自己中心の恋愛観は、「外科室」初め、大抵の小説に現はされてゐるが、「高野聖」において、完全に象徴化されてゐると言つていい。
— 徳田秋聲 『亡鏡花君を語る』 青空文庫
鏡花の「高野聖」の頓智や芥川の「河童」の機智を愛し、里見※の弾むような文体に惹かれ、十和田操を期待していた。
— 原民喜 『忘れがたみ』 青空文庫
「高野聖」までの彼の全貌が――幻想のなかに漂つてゐる、一貫した人生観、恋愛観が、レンズに映る草花のやうに浮びだして来た。
— 徳田秋聲 『和解』 青空文庫
あの水鷄の里だつて、高野聖だつて、水もおしよせてくれば蝙蝠も吸附くにちつとも不思議はないではありませんか。
— 長谷川時雨 『水色情緒』 青空文庫
個人としては「すり」「いかさま師」の様な都会風の悪事から、田舎わたらひをする者は、高野聖一類の詐偽脅嚇の罪を犯して廻つた。
— 折口信夫 『江戸歌舞妓の外輪に沿うて』 青空文庫
作例 · 標準
高野聖は、全国を行脚して仏教を広めた。
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昔話には、旅の途中で出会った高野聖が登場することがある。
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彼は高野聖の姿で諸国を巡り、人々の悩みに耳を傾けた。
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標準
Lethocerus deyrollei (species of giant water bug)
作例 · 標準
子どもの頃、高野聖を捕まえようと田んぼで遊んだものだ。
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高野聖は、水中の小動物を捕食する大型の水生昆虫だ。
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環境の変化により、高野聖の生息数が減少している。
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ウィキペディア
高野聖(こうやひじり)は、中世に高野山を本拠とした遊行者。日本の中世において、高野山から諸地方に出向き、勧進と呼ばれる募金活動のために勧化、唱導、納骨などを行った僧侶。ただしその教義は真言宗よりは浄土教に近く、念仏を中心とした独特のものだった。
出典: 高野聖 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0