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舎寺

しゃじ
名詞
1
標準
文例 · 用例
舎寺のお小僧さんで、やっぱり朝稽古に通う、おなじ年頃の仲よしの友だちが来かかって、抱起したので助って、胸を痛めもしませんだが、もう一息で、睡りながら川へ流れます処。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
その片側には、田舎寺の屋根の十字架が星のようにチカチカ光っており、百姓どもの喋り声もガヤガヤ聞こえ出して、胃の腑が堪え難くギュウギュウいい始める……。
または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 死せる魂 青空文庫
一昨年ここの住職になるについても、やむを得ぬ先住からの縁故があったからで、羽生町で屈指な名刹とはいいながら、こうした田舎寺には惜しいということもうわさにも聞いていた。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
舎寺には惜しいッていう話は聞いていたが、ほんとうにそうだねえ。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
先生など幸福ではあるし、得意でもあるし、これからますます自分の懐抱を実行していかれる身なんですから」こう言って、自分の田舎寺に隠れた心の動機を考えて、主僧は黯然とした。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
かの女はさびしい田舎寺を見た。
田山録弥 草みち 青空文庫
そして胸を衝くような長い石段が――こんな名もない田舎寺には勿体ないような長いじめじめとした石段が見上げるような頭上の山の頂に列なっていて、深々と山を掩った昼なお暗い老杉がいつ来て見てもザワザワと揺れ立っていた。
橘外男 逗子物語 青空文庫
むかしの化けもの話ではあるまいし、そんな年をとった田舎寺の坊主のいったことばなどを気にして、きいてみたところで、なんの役にたつわけでもないし!
橘外男 亡霊怪猫屋敷 青空文庫