峰入り
みねいり
名詞
標準
文例 · 用例
さうして、山を出ると、精進落しと言ふが、大峰入りの数を重ねた年長者が、新達を大和・紀州の平原の田舎色町に連れ出して、女に会う道を知らせる。
— その外輪に沿うて 『古代民謡の研究』 青空文庫
役行者は伊豆に流される迄は、大和が本拠で、葛城山で修法し、大峰入りを創始した。
— 木暮理太郎 『山の今昔』 青空文庫
久しぶりに、峰入りから都へもどってきたものとみえ、山伏は、髯をのばし、皮膚は、松の皮みたいに赭黒かった。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
どこが、なんで、未熟かっ」「されば――あなたは役の優婆塞が流れを汲む山伏ではないか」「そうだ」「樹下石上はおろかなこと、野獣や毒蛇の中でも平然と眠れるぐらいな修行がなくて、山伏といわれましょうか、峰入りは何のためになさるか、兜巾、戒刀、八ツ目の草鞋は、何のために身につけておらるるのか。
— 吉川英治 『親鸞』 青空文庫
峰入の山伏は貝を吹く。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫