貪汚
たんお
名詞
標準
greed
文例 · 用例
われは惨虐と、貪汚と、漂浪と、爛れたる恋と、飽くことなき血を好む――と、お銀様は強いてこれをいおうとしたが、おぞくも涙にくれて、それは立消えとなりました。
— 流転の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
そこでいったんおれが断わった上はなんでもあきらめてくれなければならないと、普通の人間ならいうところだが、おれがのはそうじゃない。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
「一年でも一箇月でも、いったんお嫁に行った者が、理由もなく帰るなんて法はないんだ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
わたくしが話す乞食の生活の経験、啓司が話す勉強生活の齟齬の経験、何の種類にしろ女が一たんおのれの偽装を剥がれたと思う男には、もはや心置きなく又、逃さじと心を相手に身を捨てゝ心を通わして行くものであります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
いったんおさえたものが外へあふれ出たあとは、その勢いで恋も恨みも源氏の口をついて出てきた。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
安全な所に送り込むまではいったんお引き受けした手まえ、気がすまないといい張った。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
しかしあんたがたの来訪を受けたから、マレー語独修第四十一課の途中じゃが、ここでいったんお休みとするか」 そういって、田方氏は首をちょいと曲げた。
— 海野十三 『特許多腕人間方式』 青空文庫
夜になってから京へいったんお帰しになった時方が来て右近に面会した。
— 浮舟 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
その政治家は、長年にわたる貪汚の疑いで検察の捜査を受けている。
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権力者の貪汚が蔓延し、国民の生活は困窮を極めていた。
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歴史書には、王朝を滅亡に導いた官吏たちの貪汚が克明に記されている。
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