水落ち
みずおち
名詞
標準
place where water falls
文例 · 用例
次郎兵衛はおのれのからだをすみからすみまで殴ってみて、眉間と水落ちが一番いたいという事実を知らされた。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
むこうずねもまた相当に痛いことを知ったが、これは足で蹴るのに都合のよいところであって、次郎兵衛は喧嘩に足を使うことは卑怯でもありうしろめたくもあると思い、もっぱら眉間と水落ちを覘うことにきめたのである。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
枯れた根株の、眉間と水落ちに相当する高さの個処へ小刀で三角の印をつけ、毎日毎日、ぽかりぽかりと殴りつけた。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
結婚してかれこれ二月目の晩に、次郎兵衛は花嫁の酌で酒を呑みながら、おれは喧嘩が強いのだよ、喧嘩をするにはの、こうして右手で眉間を殴りさ、こうして左手で水落ちを殴るのだよ。
— 太宰治 『ロマネスク』 青空文庫
この「水落ち」の楽しさは町の子供の何にも代へ難い季節の華である。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
冬の事とて、水落ち、洲出づ。
— 大町桂月 『國府臺』 青空文庫
この「水落ち」の樂しさは町の子供の何にも代へ難い季節の華である。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
然し、歩いてゐるといふことが、水落ちのあたりが變にくすぐつたくなつて、じつとしてゐられない程齒がゆく思はれた。
— 小林多喜二 『防雪林』 青空文庫
作例 · 標準
滝壺のすぐそばは、水落ちの激しい音が響いていた。
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その洞窟の奥には、神秘的な水落ちがあり、探検家を魅了した。
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水落ちの近くには、水しぶきで濡れた苔が生い茂っていた。
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