高一
こういち
名詞
標準
文例 · 用例
そして男子の太い声と婦人の清く澄んだ声と相和して、肉声の一高一低が巧妙な楽器に導かれるのです、そして「たえなるめぐみ」とか「まことのちから」とか「愛の泉」とかいう言葉をもって織り出された幾節かの歌を聞きながら立っていますと、総身に、ある戦慄を覚えました。
— 国木田独歩 『あの時分』 青空文庫
三輛の馬車は相隔つる一町ばかり、余の馬車は殿に居たので前に進む馬車の一高一低、凸凹多き道を走つて行く様が能く見える。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
自分は彼が吹き出づる一高一低、絶えんとして絶えざる哀調を聴きながらも、つらつら彼の姿を看た。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
――三高一の美少年だ」 山吹先生がそういうと、小田策之助はすかさず、「じゃ、昔の僕と同じだ。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
僕は三高にいた頃、やはり三高一の美少年といわれたよ」 と、済ました顔で云った。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
」「……モ、七百円もするんですが、うしろにちょっと疵があります、緋目高一|疋ほど。
— 泉鏡花 『卵塔場の天女』 青空文庫
資本金一〇〇三億三〇〇〇万円、一九八四(昭和五十九)年三月期決算の売上高一兆四六〇〇億円。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
小学校からラジオの組み立てに取り組んでいた竹松は、中高一貫の進学校、高槻中学に入ってすぐに電気物理クラブに入部した。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫