釧
くしろ
名詞
標準
bracelet (usu. dating from the Kofun period)
文例 · 用例
荷役に忙しい樺太や釧路通ひの汽船や、白いペンキの醜く剥げ落ちた帆船の中には、舷の低い捕鯨船の疲れたやうな姿が横はつてゐる。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
その男のことが先生の生れた釧路の方で評判になると、似而非者が五六人できて、北海道をあちこちと歩き廻るようになったんだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
樺太の氷に閉されてゐた海の水が、寒い重々しい一脈の流れとなつて、根室釧路の沖をかすめて西南に突進する。
— 有島武郎 『潮霧』 青空文庫
そりゃ刃物|措け、棒切一本持たいでも、北海道|釧路の荒土を捏ねた腕だで、この拳一つでな、頭ア胴へ滅込まそうと、……ひょいと抱上げて、ドブンと川に溺める事の造作ないも知ったれども、そりゃ、あれを見ぬ前だ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
金になる男のぬくとみにゃ、誰でも帯を解く、と奥州、雄鹿島の海女も、日本橋の芸者も同じ女だと、北海道|釧路国の学問だでな。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
耳鉗、腕釧も細い姿に、拔出るらしく鏘々として……あの、さら/\と歩行く。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
(明治40・2・1「釧路新聞」)
— 石川啄木 『雲間寸觀』 青空文庫
)◎予を北門に世話してくれたのは、同社の硬派記者|小国露堂といふ予と同県の人、今は釧路新聞の編輯長をしてゐる。
— 石川啄木 『悲しき思出』 青空文庫
ウィキペディア
釧(くしろ)は古代の日本の装飾品で腕輪の一種。
出典: 釧 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0