早飲み
はやのみ
名詞
標準
文例 · 用例
書を読めば早飲み込みをする傾向が有る。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
率直が気早となり、単純が早飲み込みとなり、無造作が無執着となった。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
兄音羽屋は来ないで、座つきの若手の、沢瀉屋と言ふのゝ後とりとか言ふ男が、此役に博士から名ざゝれたのだ、と言ふことで、私の早飲み込みを恥ぢた次第でした。
— 折口信夫 『芝居に出た名残星月夜』 青空文庫
「何を俺は早飲み込みしてゐるんだ……どうして今そんなことが云へる……。
— 宮地嘉六 『煤煙の臭ひ』 青空文庫
そうしてそこはわたしが想像したように大理石や黄金の町ではなかったが、あのとき初めてシャラントンやムフタール区からはいって来たとき見て早飲みこみに思ったようなどろまみれの町でもないことがわかった。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫