書き継ぐ
かきつぐ
動詞
標準
文例 · 用例
すると私は早く日本の叔母の元へ帰り、また、物語を書き継ぐ忍従の生活に親しみ度い心のコースが自然私に向いて来た。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
私は心を抑え、税を納めるような気持で原稿を書き継ぐ。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
去月一日、すなわち病人が第二回目の発作を起して斃れた日の前日をもって私の日記は終っており、それ以後今日まで三十八日間というもの、私はあとを書き継ぐことを中止していた。
— 谷崎潤一郎 『鍵』 青空文庫
それは、病人の突然の死去によって当分の間いろいろな家事上の雑務が生じ、多忙であったからでもあるが、彼の死の結果として、さしあたり先を書き継ぐ興味が、―――というか、張り合いが、というか、―――なくなったからでもある。
— 谷崎潤一郎 『鍵』 青空文庫
申すまでもなく、それはまづ、世界に比類なき歴史の上に立つて、次の歴史を更に新しく書きつぐべき最も若々しい力としての矜りでなければなりません。
— ――力としての文化 第四話 『青年の矜りと嗜み』 青空文庫
第三信は引続いて、明日にも書きつぐつもりだ。
— 江戸川乱歩 『悪霊』 青空文庫