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印象批評

いんしょうひひょう
名詞
1
標準
impressionistic criticism
文例 · 用例
土牛はその気質の上からいつても運命的な作家であつたといふ意味からも画壇の七不思議の一つであつたことは確かである、印象批評が彼を「名人芸だ」とか「神品」だとか言つて、何事も語らなかつたから、一層不思議さはふかまつた。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
私は印象批評といふことが嫌ひである、しかし多くの洋画が、私にとつては印象批評を避けては、全く一言半句も批評することができないほどに、この人々の絵が何が何やら判らないものを描いてゐるとすれば、これらの人々の全く印象的な態度に応へる批評態度として、印象批評をやるより方法がないと思ふ。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
あるひはこの福田の『松』や吉岡の『馬』を力作、大作といふ風な簡単な印象批評をもつて黙殺的に片づけてしまふか、さうした場合も少くないといふことは考へられる。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
自分は感覚を指標としての感覚的印象批評をしたまでにすぎなかった。
感覚活動と感覚的作物に対する非難への逆説 新感覚論 青空文庫
それは如上の意味の感覚的印象批評である以上、如上の意味で分らないものには分らないのが当然のことである。
感覚活動と感覚的作物に対する非難への逆説 新感覚論 青空文庫
日本の文芸批評は、十年ほど前に鑑賞批評、印象批評から発展して、漸々社会的文学的にある客観的な意義をもった評価を試る段階にまで達した。
――『現代文学論』にふれて―― 作家に語りかける言葉 青空文庫
私がブルジョア作家として仕事をしていた頃は、ブルジョア文壇の当然の性質として批評は主観的な印象批評が多かった。
宮本百合子 近頃の感想 青空文庫
科学的批評と印象批評というような涯しない対立は今どうでもよい。
戸坂潤 クリティシズムと認識論との関係 青空文庫
作例 · 標準
彼の書いたレビューは、作品の分析よりも個人的な感動を重視する印象批評のスタイルだ。
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現代文学の批評では、客観的な評価だけでなく、作品への共感を問う印象批評も重要視される。
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その批評家は、読者が作品にどう感じるかに焦点を当てた印象批評を展開した。
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学術的な厳密さよりも、作品との対話を楽しむ印象批評を好む人もいる。
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