不平分子
ふへいぶんし
名詞
標準
discontented element
文例 · 用例
「あはは……不平分子共が何を投書しよるか」 小郷はむしろ愉快そうな笑い声を立てた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
が、大久保を中心とする政府は、よくその措置を誤らず、徹底的に之を鎮定して、明治政府の基礎を確立すると共に、新興日本から不平分子を一掃したのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
されば、憲法制定、立憲政体の実施については、政府に於ても、明治天皇の大御心に依つてその大方針が確立してゐたのであるから、当時に於ける自由民権運動の騒ぎは、藩閥政府の強権に対して、不平分子が国会開設の名を利しての抗争とも見るべきであらう。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
だがこの選民らは数ヶ月前に分裂しており、教会の若い衆が長老の権威に反発して、その結果相当数の不平分子が抜け出て、ユタを離れ異教徒となっていた。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
ソヴェト政権の転覆を目指す反革命的旧不平分子のサボタージュ。
— ――ソヴェト同盟の国家体制と日本の国家体制―― 『労働者農民の国家とブルジョア地主の国家』 青空文庫
これらの若者は、声自慢でもあるし、また村の不平分子の精鋭でもあつた。
— 片岡鉄兵 『菜の花月夜』 青空文庫
カザノヴァは、革命家でもなければ、いはゆる「不平分子」でもない。
— 岸田國士 『人間カザノヴァの輪郭』 青空文庫
唯だ此の見解に依りて、尾崎行雄氏は去れり、片岡健吉氏は去れり、林有造氏は去れり、其餘の不平分子は去れり。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
作例 · 標準
政府は、改革に抵抗する不平分子の動きを厳しく監視していた。
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彼は組織内で不平分子と見なされ、次第に孤立していった。
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そのデモの背後には、現状に強い不満を持つ不平分子の扇動があったと報じられている。
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