頭の冴え
あたまのさえ
名詞
標準
bright intelligence
文例 · 用例
前者は線の細い、頭の冴えた、幾らか神經質ではあるが、靜かな、温厚な、優しみのある紳士型、後者は線の太い、鋭い恐ろしい凝視力を持つ、進撃的な、意志的な、力強い鬪士型、そこに想像される二人の氣質の相違は必然に文章の相違となつて現れてゐる。
— 南部修太郎 『氣質と文章』 青空文庫
さういへばこの頭の冴え方も、どこか正常なところを失つてゐるやうに思はれた。
— 北條民雄 『朝』 青空文庫
非常に頭の冴えた男で、その年大学の哲学科を卒業したのだったが、文芸なんかに対しても、専門の僕以上に深い見解を持っていた。
— 豊島与志雄 『道連』 青空文庫
邪教という環境に住みなれて、世良田ほどの男も別天王を救うに人を殺す暗愚な手段を用いてしまったが、恋に盲いると、頭の冴えの非凡なるものも一朝にして曇るのが人間の常でもあるのさ。
— その三 魔教の怪 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
何気なく読みかけて見ると、妙に頭の冴えるやうな本で、思はず引き入れられて了つた。
— 中谷宇吉郎 『ツーン湖のほとり』 青空文庫
賢夫人のほうは、むやみにむくむく肥りだし、むかしのような、あざやかな頭の冴えを見せなくなった。
— 久生十蘭 『我が家の楽園』 青空文庫
朝っぱらから葡萄酒をのんで、いつもほろよいきげんなんだが、そういう時のあの女の頭の冴えようときたら、男がたじたじだった」 面影がよみがえってそこにあるというような、話しぶりだった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
作例 · 標準
毎日、頭の冴えについて考えています。
我が社の頭の冴え戦略は重要です。
頭の冴えの原理は複雑である。
頭の冴えという言葉が頭から離れない。