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獣一

じゅういち
名詞
1
標準
文例 · 用例
天を仰いで咆哮する巨大な海獣一頭、 髭荒く、牙鋭く、頭毛逆立ち、眼光|爛々として、高く上半身を起した。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
侍臣が見て居る内、王の口より小さい獣一疋出て河を渡らんとして能わず。
鼠に関する民俗と信念 十二支考 青空文庫
その猛獣一流のハッキリした個人主義を伝統していて、自分以外のもの一切を敵と心得ている奴が猫だ。
夢野久作 超人鬚野博士 青空文庫
瞬時も固定せぬ愛と憎み、神獣一如の姿である。
折口信夫 万葉びとの生活 青空文庫
古い俤にかへすと、「獣一つすら獲ぬほを示し給へるは、何れの神にいまして、いかなる御心かおはしますとて卜ふるに、神の心出で来たり。
折口信夫 「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ 青空文庫
春園走獣一 まだ若い廃帝は、明け暮れ泣いてばかりいる母の何太后と共に、永安宮の幽居に深く閉じこめられたまま、春をむなしく、月にも花にも、ただ悲しみを誘わるるばかりだった。
桃園の巻 三国志 青空文庫
要路の地勢を考えて、まず柵を結い、関所を設け、丸木小屋の見張所を建て、望楼を組上げなどして、街道はおろか、峰の杣道、谷間の細道まで、獣一匹通さぬばかり監視は厳重をきわめていた。
草莽の巻 三国志 青空文庫
歩く木獣一 隣国へ使いに行った帯来が帰ってきて告げた。
出師の巻 三国志 青空文庫