恨めしや
うらめしや異読 うらめしやー
感動詞
標準
curse you
文例 · 用例
かくて女王が勅定した月数が過ぎると「別れの風かよ、さて恨めしや、いつまた遇うやら遇わぬやら」で銘々男の住所姓名を書いて渡し、涙ながらに船は出て行く帆掛けて走る、さて情けの種を宿した場合に生まれた子が女なら島へ留めて跡目相続、男だったら父の在所へ送致する(ここギリシア伝説混入)」というが甚だ疑わしい。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
何事も此の老婆に任せ給へ、又しても心元なげに見え給ふことの恨めしや、今こそ枯技に雪のみ積れども、鶯鳴かせし昔もありし老婆、萬に拔目のあるべきや』。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
成るべく人通りの少い横町などをえらんで引ツ張られて行つたが、「きやツ」とか「恨めしや」とか、今にもこの女が變化になつてしまひはしないかと云ふ氣持ちが、渠のかの女を度々いぢめて來た記憶から、おそろしいほどに浮んで來た。
— 毒藥を飮む女 『泡鳴五部作』 青空文庫
左大弁も、恨めしや霞の衣たれ着よと春よりさきに花の散りけん と書いた。
— 柏木 『源氏物語』 青空文庫
マークトゥエンはあんな訳しようをされて、どんなに恨めしやと思って居るかしれない。
— 一九一六年(大正五年) 『日記』 青空文庫
|○| 踊りも、いよいよすすみまして、 ※思えば/\恨めしやとて と、蛇心をあらわすくだりになって参ったので御座います。
— 酒井嘉七 『京鹿子娘道成寺』 青空文庫
あれは元来静かなもので、ただ自分がかぼそい声をだして、『恨めしや』とかなんとか……」「よしたまえ、そんな変な声をだすのは」 といっているとき、道夫が大声をあげた。
— 海野十三 『四次元漂流』 青空文庫
縁の糸も片結び、かたみに結ぶ心でも、一ツ合はせて結ばれぬ、西片町のその名さへ、今はさながら恨めしやと。
— 清水紫琴 『したゆく水』 青空文庫
作例 · 標準
例句