贈位
ぞうい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
conferral of a posthumous rank
文例 · 用例
生きていた日に女御とも言わせなかったことが帝には残り多く思召されて贈位を賜わったのである。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
其後數度の大赦特赦等があつて賊名などは除かれ、徳川慶喜公さへも後には公爵に列せられたけれども、維新の時に薩長に反對して戰死し、若しくは敗北の責を負うて死を賜つたものなどは、贈位の恩典に浴して居ない。
— 内藤湖南 『維新史の資料に就て』 青空文庫
是等も當時の順逆からいへば明かに賊名を受くべきもので、而もその服罪の仕方は維新の際の東北諸藩の家老等と同樣であるにかゝはらず、これ等の人々は既に贈位の恩典に浴して居る。
— 内藤湖南 『維新史の資料に就て』 青空文庫
(明治四十年八月一日、沖縄教育会にての演説、『沖縄新聞』所載・昭和十七年七月改稿)近代琉球の代表的政治家、向象賢・蔡温・宜湾朝保の三氏は、大正天皇御即位の大典に贈位の恩典に預ったが、この時私は、沖縄師範学校の偉人研究会で、「三偉人と其背景」という講演をなすの光栄を荷った。
— 伊波普猷 『琉球史の趨勢』 青空文庫
明治十九年から二十年に掛けて、津下四郎左衛門に贈位する可否と云ふことは、一時其筋の問題になつてゐたさうである。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
しかし結局、特赦を蒙らずして刑死したものに、贈位を奏請することは出来ぬと云ふことになつた。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
だから天皇が、神に贈位せられ、天つ社・国つ社をお認めになるのである。
— 折口信夫 『古代人の思考の基礎』 青空文庫
先年贈位の恩典に浴したがために、子孫が所々に現れて悶着している南朝の忠臣開住西阿の如きも、戒重城にいた国民であった。
— 喜田貞吉 『俗法師考』 青空文庫
作例 · 標準
生前の功績を称え、彼には贈位が決定された。
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贈位は故人の名誉を永く顕彰する制度である。
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政府は文化功労者に対して、没後、贈位を検討する方針を示した。
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