今い
いまい異読 イマい
形容詞
標準
current
文例 · 用例
その今いふ予想といふものが、作品に形式を与へるものでもあらうし、とまれ作品に「存在の姿」を与へるものである。
— 中原中也 『撫でられた象』 青空文庫
その今いふ記録慾――言換れば「回想の時間」。
— 中原中也 『詩に関する話』 青空文庫
そこで今いちばん適当なHの量を仮にKだとすると、上式をKに等しいと置いたときにその式を満足するような時間tに相当する時季がその人のいちばん気持のいいときになる勘定である。
— 寺田寅彦 『五月の唯物観』 青空文庫
それを思い浮かべるたびに、私は今いる都会のどこへ行っても電燈の光の流れている夜を薄っ汚なく思わないではいられないのである。
— 梶井基次郎 『闇の絵巻』 青空文庫
と見ると、どうしたことかさ、今いうその檜じゃが、そこらに何もない路を横断って見果のつかぬ田圃の中空へ虹のように突出ている、見事な。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
そこは僕らが今いたところから三、四丁離れた山の尾の一段高くなって頂が少し平らなところであった。
— 国木田独歩 『鹿狩り』 青空文庫
「取つた」と云ふことを云ひたくない為に、三度云ひ淀んだ被告の態度は、ある者をして吹き出させやうとしたが、自分が今いかめしい法廷の中に居るのであると気がついたとき僅に笑を噛み殺した。
— 平出修 『公判』 青空文庫
泰助は、幕の蔭よりこれを見て、躍り出んと思えども、敵は多し身は単つ、湍るは血気の不得策、今いうごとき情実なれば、よしや殴打をなすとても、死に致す憂はあらじ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は昔気質の職人だが、驚くほど今い感覚を取り入れた斬新な作品を作る。
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そのような古いやり方よりも、もっと今いアプローチを取り入れた方が若者には受け入れられるだろう。
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彼女のファッションはいつもどこか今い雰囲気を纏っていて、すれ違う人々の目を惹きつける。
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