若書き
わかがき
名詞
標準
early work (of an writer, artist, etc.)
文例 · 用例
その時代の若書きとして残ってるもの、例えば先年の椿岳展覧会に出品された淡島嘉兵衛旧蔵の飛燕凝粧の図の如きは純然たる椿年派であって奔放|無礙の晩年の画ばかり知ってるものは一見して偽作と思うだろう。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
一つは、此作が作者の若書きであるため、總體に、實よりも華が、質よりも文が勝つてゐるから、譯もまた文飾を本位としないわけにはいかない。
— 新修「ロミオとヂュリエット」の序 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
これは近松氏若書きと言ふのに、疑ひを持つ人も多いが、ともかく「つれ/″\草」の書き替へから出てゐるから、此側の筋立ては、近松案によるものと考へられてゐる。
— 折口信夫 『由良助の成立』 青空文庫
その折、鷲尾博士の言葉では、愚堂の書は、すこし若書きかも知れんなあと、呟いていられたそうであるが、その後また、京都のI氏を通じ、同氏知人G氏に鑑てもらった結果、これは若書きという程、愚堂の若い時代の書風ではなく、相当年配になってからの書でしょうと、まず書の方にほぼ見極めをつけていただいた。
— 吉川英治 『随筆 宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
その文豪の記念館には、彼の若書きの詩が展示されており、瑞々しい感性がうかがえる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
デビュー作は本人にとって若書きの至らない作品かもしれないが、ファンにとっては宝物だ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
この絵は、巨匠がまだ無名だった頃の若書きであり、後の作風とは大きく異なっている。
幻辭AI · gemini-2.5-pro