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指し掛け

さしかけ
名詞
1
標準
unfinished game of shogi
文例 · 用例
それでも彼は沈默し、無言の中に傘をさしかけて、夜の雨中を田端の停車場まで送つてくれた。
萩原朔太郎 芥川龍之介の死 青空文庫
泥水をたたえた長方形の池を囲んで、そうしてその池の上にさしかけて建てた家がある。
寺田寅彦 猫の穴掘り 青空文庫
もの干棹にさしかけの茣蓙の、しのぎをもれて、外にあふれた人たちには、傘をさしかけて夜露を防いだ。
泉鏡太郎 露宿 青空文庫
一人は涼傘畳み持ちて、細き手に杖としたる、いま一人は、それよりも年|少きが、伸上るやうにして、背後より傘さしかけつ。
泉鏡花 紫陽花 青空文庫
月は今は真上から静かにさしかけていた。
渡辺温 少女 青空文庫
」――「みなのものが、お行列のさいに、おさしかけ申しあげる天がいを持ちまして、外でお待ちいたしております」と、式部長が申しあげました。
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen はだかの王さま 青空文庫
それがどうやら田舎臭い感じを与えて、かの女に失望の影をさしかけた。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
「どう」「いいですわね」「いいですって……どういうふうにいいの」「そうねえ……ここに一生住んで、自分のお墓を建てたいくらい」 そういう娘の顔は、さしかける古い森林の深いどす青い陰を弾ね返すほど生気に充ちていた。
岡本かの子 河明り 青空文庫
作例 · 標準
友人との将棋はいつも白熱し、よく指し掛けになる。
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今日の将棋大会は時間が厳しく、指し掛けのまま終わる対局が多かった。
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彼は指し掛けの局面を真剣な表情で見つめていた。
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