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検電

けんでん
名詞
1
標準
文例 · 用例
で、無電室を出がけに、現実に、其処に投げ出してあったエヴァンスの聴取器を取って耳に当てがってみたのだが、彼は素人だけに、その機械は、傍らの磁気有線検電機――これは時計式の旋弾仕掛けになっている――を巻かなければ聞えないのであることを識らなかった。
牧逸馬 運命のSOS 青空文庫
只、このグロウヴスが起した時に、エヴァンスがもう少し確固眼を覚まして、そして聴取器を掛け、検電機の捻じを廻していたら――それは、ほんの片手を動かす丈けの、訳のない動作である――そうしたら、全船忽ち戦時のように緊張して、八哩や十哩は苦もなく近づける。
牧逸馬 運命のSOS 青空文庫
君たち人類は、こんな道具を持っていないと見えるね」 オンドリはそういって、手に持っていた大きな探検電灯のようなものを見せた。
海野十三 海底都市 青空文庫
またスイスの山間の中学校の先生が粗末な験電器の漏電を測っていたことが、少なくも間接には近代電子的物質観への導火線となり、放射性物質の発見にも一つの衝動を与えたような形になった。
寺田寅彦 物理学圏外の物理的現象 青空文庫