望みの綱
のぞみのつな
表現名詞
標準
one's last hope
文例 · 用例
そんな果敢ない望みも手伝って、長い道中をつづけて来たのであるが、ゆく先々でそれらしい便りも聞かず、望みの綱もだんだんに切れかかって、もう五、六日の後には江戸入りということになった。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
だから、今度は方面を変えて、駒を売っている店という店は残らず回ったんですが、最後にその望みの綱もみごとに切れちまったんでね、このとおり一貫めばかり肉をへらして、すごすごと帰ってきたところなんです」 さすがの右門も、その報告にはすっかり力をおとしてしまいました。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
「どうも阪井のやつはどうしてもききませんよ、このうえは弁護士にたのんで……」 望みの綱も切れはてて一家三人はたがいにため息をついた。
— 佐藤紅緑 『ああ玉杯に花うけて』 青空文庫
今日の科学はこの程度の鑑別をするだけに進行していないことを遺憾とする」 最後の望みの綱も切れてしまったので、警部の無念を包んだまま、兄の急死事件も抛棄せられました。
— 海野十三 『赤耀館事件の真相』 青空文庫
そしてこの責め苛まれた子供が、狂氣じみた恐怖にとらわれながら、しかも最後の望みの綱にすがるように、彼にじっと注いだ疲れ惱める眼差しは、その後になっても永久に彼の記憶から消え去らず、夢に現にまざまざと浮かんでくるのであった。
— ドストエーフスキイ 『永遠の夫』 青空文庫
別に閑子への希望をもっていたわけでもないのに、まるで望みの綱が切れでもしたように涙がでた。
— 壺井榮 『妻の座』 青空文庫
作例 · 標準
絶体絶命の状況で、あのベテランエンジニアだけが望みの綱だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
病気の治療法が見つからない中、新薬の治験が最後の望みの綱となった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
チームが連敗続きで沈む中、新加入した若手選手が望みの綱と期待されている。
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